【2014年5月】遠い昔、世界史の時間に習って名前だけは記憶の隅にあった「エトルリア人」。
彼らは古代ローマ帝国が始まる前に、イタリアに住んでいた人々なんだそうです。
今のトスカーナ地方がその中心。
紀元前750~500年には、北はポー川辺り、南は現在ナポリがあるカンパニア州にまで勢力を拡大したそうですが、ローマ帝国が力を持つと、その中に組み込まれて消滅したらしいです。
独特の言語を持ち、金細工などに長けていたそうです。
家庭では、他の古代文明に比べて、女性の権力が強かったといいます。
なかなか魅力的なエトルリア人。
今回は、彼らのことを念頭において、トスカーナ地方へ小旅行しました。
まずは、紀元前600~500年に形成されたエトルリア同盟の一都市だったヴォルテッラへ。
紀元前8世紀から人が住み続けているという、古い古い町です。