【2014年3月】トレドでウォーキングコースに沿って歩いた日の最後は、エル・グレコ博物館でした。
エル・グレコの家として知られていたところですが、実は彼は住んだことのない家で、ある貴族が20世紀初めに購入して修復したものだとか。
それをさらに改装して、2011年に博物館としてオープンしたらしいです。
彼が住んだ家もこれに近いものであっただろうと言われています。
エル・グレコは1541年にギリシャのクレタ島で生まれ、イタリアのベネチアに渡りますが、スペインの宮廷画家になるために1577年にスペインに来ました。
けれど当時の王様に気に入られず、トレドに住み着いて、主に肖像画を描いたんだそうです。
日本語の音声案内を聞きながら回ったのですが、何しろ、原語の直訳で、分かりづらいことこの上なかったです。
ちなみに、エル・グレコの本名はドメニコス・テオトコポウロスというのだそうです。
それを簡単に「ギリシャ人」と呼び始めたのは誰なんでしょうね。
ここまで有名になれば本望でしょうけれど、最初はイヤだっただろうなあ。