【2019年12月】私達の九州小旅行、熊本を楽しんだ後、福岡に帰る友達と分かれ、私達は大分県の温泉地、由布院を目指しました。
まず、熊本駅から新幹線で久留米へ(20分)。
そこから、「ゆふいんの森5号」という特急列車に乗りました。
これは福岡の博多駅と由布院(一部は別府)を結ぶ特急で、久留米から由布院は1時間半ほどでした。
緑色の車両が、ジョージアのゴリで見たスターリン専用列車を思い出させたのですが、こちらはそれとは全く異なる観光列車です。
まず、乗り込むと数段の階段があって、その上に座席があります。
景色が見やすいようにとの計らいです。
まるで観光船にでも乗ったかのように、車窓の景色、滝や記念物など、伝説も含めて様々な車内案内がありました。
さらに、女性の職員が各座席を周り、列車の写真のパネルと共に写真撮影するサービスを始めました。
もちろん、撮ってもらいました。
子供向けには、車掌の制服を着させて写真を撮るサービスも。
全て、無料です。
一番、驚いたのは、途中、「地元の方が手を振っていらっしゃいます。皆さまもどうぞ手をお振りください」という車内放送があったことでした。
車内には中国人、韓国人と思われる東アジアの観光客もたくさん乗っていました。
私達は何も買いませんでしたが、お弁当やグッズも充実しているようでした。
たまたま私達の車両は一番前で、フロントガラス越しに進行方向の景色も見られ、旅行客が入れ代わり立ち代わり写真を撮りに来ていました。
調べてみたら、この「ゆふいんの森」号は1989年に運行を開始したそうです。
九州では、D&S(デザイン&ストーリー)列車と呼ぶ観光列車をいくつか走らせているのだそうで、この「ゆふいんの森」はその走りなのだとか。
行楽気分を盛り上げるなかなか良い企画だと思いました。
さて、由布院駅に着きました。
この日の晩は「小鳥のたより」という宿に泊まることになっていました。
事前に送迎を予約する必要があると知っていたので、前日の朝、電話したのですが、通じませんでした。
しかも、携帯電話を受け付けないという珍しい電話番号だったので、駅で公衆電話を探しまくったのでした。
たまたま他の泊り客を迎えに来ていた係の人がいたので、その旨を話して、一緒に乗せてもらいました。
乗せてもらってよかったです。
かなりの道のりでした。
宿は山小屋風です。
各部屋に露天風呂があるというのがポイントとなってここを選んだのでしたが、このお風呂の温度調節が難しかった上、お風呂場のスペースの割に湯舟が小さくて、ちょっと不満。
浴衣の上に部屋にあったダウン入りのちゃんちゃんこを着て食堂へ。
食べ物は、日本の温泉宿にしては量が少なく、質素でした。
美味しかったのは炊き込みご飯で、夫がお代わりをしていましたが。
お客さんに外国人が多く、スタッフにも韓国人が常駐しているようだったので、もしかしたら、外国人向けの宿だったのかもしれません。