【2012年6月】イタリアで味が大はずれのレストランに出会うことはめったにありませんが、サービス姿勢が異なることは時々あります。
昔から家族ぐるみでやっているような店は、どんなに混んでいて人手が足りなくても、客に不満を持たせるようなへまはしません。
料理に時間がかかっても、メニューや飲みものなどはさっさと持ってくるし、何かと声をかけて気を紛らわせてくれます。
マニュアルがあるわけでもなく、自然に動いている感じです。
一方、最近、イタリアでもままある近代的なミニマリスト風おしゃれなレストランでは、ウエイター、ウエイトレスが明らかに雇われ人で、見目はよくても経験が浅く、自分の不満を客にあらわしてしまいます。
こういうレストランは長続きしません。
最近できたロンバルディア地方自治体の高層ビルの中にあるモダンなレストランに入ってがっかりさせられた後、ちょっと離れた昔からのトスカーナ料理を出す店に入って生き返った思いをしました。
良かったほうレストランの名前はRistorante Il Cerchio です。