【2021年11月】スペインのアンダルシア地方にあるカルモナでの2日目は、観光にいそしみました。
まず観光案内所が入っているAlcazar de la Puerta de Sevilla(セビリア門のアルカサル)。
観光案内所では、地図をもらって、観光名所の開いている時間などを教わりました。
こういう小さい町では、各名所の観光できる時間が限られるところが多いので要注意です。
このAlcazar de la Puerta de Sevillaでは、QRコードで音声案内が聞けるサービスがあり、聞き始めましたが、手がふさがって写真が撮れないので、途中であきらめた次第。
ガイドブックによると、旧市街への主要門であるセビリア門の起源は、紀元前2000年頃に遡るとのこと。
カルタゴ人、ローマ人の時代を経て、ここが砦となったのは、イスラム教徒の支配下にあった時だそうです。
ここでは大勢の地元スペイン人の観光客団体とかち合ってしまって、彼らを避けながら上へ上へ上りました。
ここのポイントはこの見晴らしです。
カルモナの町とその先の平原がきれいに見渡せました。
青空の下に広がる白い町。
アンテナが立ち並ぶ様子も絵になります。
人口3万人弱の町にしては、立派な教会がいくつもあり、敬虔な町らしいことが分かりました。
次に訪れたのは、Plaza del Mercado de Abastos 。
ポルティコがぐるっと囲む可愛らしい市場の広場です。
ガイドブックには、「活気のある」と表現されていますが、私達が行った時には、静かでした。
店に囲まれているのですが、ほとんどの店のシャッターが下りていました。
まだ午前中でしたが、遅すぎたのかな、それとも、曜日のせいかな。
日がさんさんと降り注ぐ中、広場の一角のバルで飲んだビールの美味しいこと!
夫が何とか聞き出したところ、広場を囲む店は、3~4軒を除いて、恒常的に閉まっているのだとのこと。
コロナ渦の中で観光客が減って立ち行かなくなったのでしょうか。
「観光振興のために町が援助したらいいのに」と夫が言っていました。
ビールを飲みほした後、今度は町役場へ。
この中にローマ時代のモザイクがあるというので。
人々がふつうに働いている町役場には一瞬、入りづらかったのですが、受付の人は慣れたもので、身振りで通してくれました。
モザイクは町役場のパティオにあり、メドゥーサの頭が描かれています。
2階に上がって、上から眺められました。
修復もされたのでしょうね、とてもきれいでした。
それから、開いているはずのサンタ・マリア修道院が閉まっていたので、隣にある町の博物館に入りました。
こちらもパティオのある建物。
カルモナの歴史をたどる展示物があれこれあったのですが、それほど特に目を引くものはなかったです。
地元の料理に欠かせないスパイスが並んでいて、香りを嗅げるようになっていたのがちょっと面白かったかな。
かなり中東的なスパイスが使われていることが分かりました。
それから、先の市場が賑わっていた頃の絵画がありました。
ここを出た時には、遅いランチの時間になっていました。