【2022年4月】ブルガリア南西部のメルニックは、ギリシャとの国境までに20キロほどの地点にある村です。
なぜここに来たかというと、奥さんがブルガリア人だという夫の仕事仲間のイタリア人が推薦してくれたからです。
海外ではそれほど知られていませんが、切り立った砂岩の山を背景に、干上がった川の両側に伝統家屋が建ち並ぶ風光明媚な所で、ワインの産地として国内では有名な観光地らしいです。
泊ったホテルは、Hotel Slavova Krepost という名前。
川から少し上った所にある伝統家屋の一つでした。
シンプルな部屋で、シャワー室の仕切りがなく、バスルーム中が濡れてしまう形でしたが、朝食付きで90レフ(6300円ほど)とリーズナブル。
ここの英語が達者な若者、アントワンが、見どころやレストランを紹介してくれました。
彼はフレンドリーで親切な青年で、何かあったら電話するよう、携帯番号を教えてくれました。
さっそく、紹介されたレストランに向かいます。
川を挟んでホテルの向かい側にある「アレクソヴァ・クシュタ」という店。
赤いテーブルかけのある伝統的な内装のレストランで、こういった類のレストランをメハナというのだそうです。
大きな画面があって、そこでユーチューブの民族音楽のビデオを流していました。
この音楽というのが、昔の日本の歌謡曲調。
夫が「紅白歌合戦」のようだと指摘していました。
さて、食事です。
ここでは前菜なしで、いきなりメインのチキンレバーと玉ねぎを注文。
チキンレバーなどめったに食べられないと思って頼んだのですが、素朴な味わいで、美味しかったです。
夫はポークフィレ。
まあ、普通だったようです。
パンはどっしりと重そうに見えましたが、暖かく、中がふわふわでなかなか気に入りました。
ワインは地元の赤ワインを、とウエイターに聞いたら、4本持ってきて、説明してくれました。
そのうちの軽めのものを選んだのですが、それでもアルコール度が13.5%あって、割かししっかりした味でした。
デザートは自家製アイスクリームにしたのですが、セミフレッドのようで、中にナッツがいろいろ入っていました。
特に夫はこれが気に入った様子でした。
この食事のお値段は78レフ(約5500円)。
うち40レフはワインのお値段でした。