【2015年2月】今回のトリノ行きは、用事があってのことで、あまりゆっくり観光できなかったのですが、町のシンボルといわれるモーレ・アントネリアーナ塔は下から見上げました。
以前はエレベーターで上まで上がれたらしいですが、「今は壊れている」と観光案内所の人が言っていました。
残念。
中には国立映画博物館が入っています。
そもそもこの塔は、シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)として1863年に作り始められたそうです。
けれど、建築家のアレッサンドロ・アントネッリが予算オーバー、建設時間の予定オーバーしても高い塔を作りたがったので、ユダヤ社会との確執が起こり、ユダヤ人が手を引き1876年にトリノ市の手に渡ったとのこと。
近くにあった看板によると、1889年の完成間近の時点で、167・5メートルあるこの塔は、世界で一番高いレンガ造りの建造物だったそうです。
2000年から映画博物館になっています。
今回は時間がなかったので入れませんでしたが、トリノの見所のハイライトだそうで、次回は必ず、入ってみようと思いました。