【2015年10月】この写真は、ヴェネツィアで泊まった Relais Piazza San Marco というホテルの部屋です。
良い感じの内装で、立地は抜群。
朝食は、前夜に頼んだ物を部屋に運んでくれるという面白いシステムでした。
けれど、ここはお薦めできません。
というのも、隣の教会での音楽会が終わった後、ここのエレベーターに閉じ込められてしまったのです。
非常ベルも書いてある電話番号も機能していません。
結局、消防署に電話して救出されたのでした。
その間、40分。
閉所恐怖症気味や喘息もち、高齢の家族は「ベニスに死す」という言葉が頭をよぎったと言います。
そして何より、いただけないのは、その後、ホテル側から一言の謝罪もないのですよ。
どうも、大きなホテルのアネックスだったようで、24時間体制でなく、シフトで従業員が代わるため、誰にも責任感がないようでした。
この事件だけでなく、最初に入ったときから、今一つ、感じが悪かったのも確かです。
入室時間の前だったので、荷物を置かせてもらったのですが、係の人が明らかに迷惑そうでした。
ヴェネツィアという町は、観光で成り立っているにもかかわらず、地元民は観光客が嫌いで仕方ないのだという話を聞いたのを思い出しました。