【2021年11月】1週間に渡ったスペイン、アンダルシア旅行もとうとう、最後の夜になりました。
最後なので、持ってきていながら、これまで出番がなかったワンピースを着てお出かけです。
さて、どのレストランへ行きましょうか、ということで、泊まっていたセビリアのホテルのレセプショニストに夫が相談しました。
夕方のこの時間、レセプションにいたのは年配の女性。
夫の「若者志向でなく、落ち着いて食べられるところ」という条件をよく理解してくれる人でした。
で、彼女が推薦したのは、Postiguillo という名前の新しめのタパス・レストラン。
「この間、仕事が終わった後に夫と行ってみたら、とても良かったんですよ」「闘牛がテーマの店だけど、それだけじゃないし」とのこと。
ホテルがあるこの辺りは、闘牛場に近いため、闘牛がテーマになったタパス・バーがあちらこちらにある様子でした。
彼女のお薦めのメニューも聞きだし、行き方も丁寧に教えてもらって出かけました。
前にも言いましたが、このホテル(Las Casas de el Arenal)のレセプションの人々は皆、良い感じでした。
Postiguillo は確かに新しい店で、広々とした店内。
オスナの闘牛場で見たような雄牛の頭のはく製が並んでいて迫力があります。
気の利いたおしゃれな写真も掲げてあったりして、良い雰囲気。
夫の条件通り、客層は中年以上が主流で、地元民もツーリストも来ていました。
私はたまたま、せっかく持ってきていたワンピースを着ていましたが、気取ったところは全くなく、Tシャツとジーンズでもくつろげる雰囲気です。
月曜の晩だったので、すぐにテーブルに付くことができましたが、私達が出るころには、ほぼ満席でした。
私達はここで、まずはホテルのおばさんお薦めのオックステールのコロッケ。
確かに文句ない美味しさでした。
それから、豚のほほ肉、アーティチョークと私達のお気に入りを注文。
いずれもとても美味しかったです。
Solomillo Whisky という名前の牛肉料理は、まあまあだったかな。
そして、鴨のフォアグラは、こってりながら、とろける美味しさでした。
最後にさっぱりしたツナサラダを加えてバランスを取りました。
これで、もう、満腹です。
全般に、ガーリックが効いた味付けが多かったです。
デザート無しで、ワインはグラスで2杯ずつ飲み、お会計は€38.50(5000円ほど)と、とってもリーズナブル。
本当にスペインのタパスは、美味しいだけでなく、お財布にも優しくて、いいですね。
というわけで、レセプショニスト夫妻だけでなく、我々夫婦も大満足した夕食でした。