【2021年11月】スペインのアンダルシア地方の町、エシハでの一日目、いったん宿に戻って一休みした後、暗くなってから散歩に出かけました。
まずは喉が渇いていたので、宿の隣の隣にあるカフェでオレンジジュース。
これが甘くて絶品。
アンダルシアでは、町なかでもオレンジの木があって、実がたわわに実っているのをよく見かけますからね。
私達の宿、ゲストハウスのLa Casa en el Centro がある通りはCinteria という名前で、細いのですが、両側に店が連なっています。
中心の広場、Plaza de Espana に向かって左側にあるお菓子屋さんのパッケージが目に留まりました。
この旅に出る前、どこかで、エシハには独特のお菓子があるというのを読んだ記憶があり、なんとなく、コレではないかとピンときたのです。
なので、店に入って、どんなお菓子か分からないまま、2箱買ってみました。
一つはお土産にしようと思って。
名前は、Yemas El Ecijano といいます。
後で食べてみたのですが、こんな甘いものは食べたことがないというぐらいに甘い砂糖菓子。
真ん中に卵の黄身がある小さいお菓子で、外側は砂糖そのもののようでした。
というわけで、もんのすごく甘いのですが、どこか懐かしい味がして、二つ目からははまってしまいました。
で、2箱とも私達で食べてしまった次第。
ネット情報によると、Manuel del Marmol Gil という人が1954年に作りだしたお菓子だとのこと。
主要高速道路に「美味しくないから、姑に贈るといいよ」という大きな広告を出して受けたらしいです。
レシピは秘密で、お菓子工場でも、Manuel さんの家族だけが働いていると書いてありました。
さて、夜の散歩の続きです。
Plaza de Espana に出ました。
地下に駐車場を作る際に、ローマ時代のお風呂の遺跡や、今は博物館にあるアマゾネス像が見つかったのがこの広場です。
町役場が広場の西側を占めているのですが、ここには紀元2世紀のモザイク画があるそうです。
私達が行った時には改装中で閉鎖されていましたが。
広場の北側のサン・フランシスコ修道院が開いていたので、覗いてみましたが、ミサの最中で、中には入れませんでした。
その後はぶらぶらと闇雲に町を歩きました。
庶民の町、というイメージで、なんとなく、かつて行ったポルトガルのベ―ジャの町を思い出しました。