
【2025年12月】モロッコのフェズのスーク歩きは、その後もまだまだ続きました。

途中で、この町の創始者、ムーレイ・イドリースを祀った廟を通りました。
この廟は、中に入ってお参りしなくても、レターボックスのような穴からお賽銭を入れて、外でお参りできるのだそうです。
ちょっと日本のお寺や神社みたいだなと思った次第。
それから、スーフィズム(イスラム神秘主義)の教団を始めた人の廟もあって、入り口から覗きました。
スーフィーというと、トルコのぐるぐる回る踊りを思い出すのですが、いろいろな宗派があって、モロッコのは回らないそうです。

この廟はティジャーニーヤ教団の創始者の廟で、アフリカの各地からお参りに来るとガイドのハッサンが言っていました。
ちょっと覗いたら、豪華なイスラム建築の装飾の中に、普通の柱時計が飾ってあって現実味を感じました。
宗教的な建物は以上で、それから金物の彫刻や、織物のデモンストレーションを見せて売っている店にも入りましたが、ピンとくるものがなくて、何も買いませんでした。
逆に、たまたま通りがかった木工街の端っこで店を開いていた業者からは、お土産用の箱を4つ購入。

キャッシュしか受け取らないというので、ATMを探してお金をおろしました。
辛抱強いハッサンは、我々を急かすでもなく、ATM探しに付き合ってくれました。
最後に行ったのは、フェズで有名な皮なめし工場タンネリです。
名前は確認しなかったのですが、おそらく、タンネリ・ショワラだと思います。
ハッサンは入らず、この工場(店?)の係員が案内。
臭いから、というので、入り口でミントの葉を渡されました。
でも実際には、そ~れほど強烈な匂いではありませんでした。

後でハッサンが、冬場は匂いが薄いと言っていました。
このタンネリ、確かに絵になる光景ですが、働いていたのは数人だけ。
土曜日だったからかもしれませんが、夫が調べたところ、今はツーリストに昔ながらの姿を見せるというのが第一義で、実際の生産については、わずかなものだとのことでした。
私は二度目でしたし、夫も先に写真を何度も見ていたため、驚きのようなものはありませんでした。
ただ、働く人の腕や手が染まってしまうというのは、気の毒だなあと思いました。

我々は高いところから見下ろしたわけですが、そこに行き着くまでの各階は店になっていて、案内のセールスマンが説明。
私は買うと決めていたスリッパ(バブーシュ)を一足買いましたが、200ディルハム(3400円ほど)もしていて、馬鹿を見た気がします。
そしてランチだったのですが、ここでもハッサンは入らず、私たちが出てくるのを待っていてくれました。
というのも、私たちのリヤドはこの古いメディナからは、かなり離れていて、しかも坂を上らなければならないため、車で行くのです。
ランチそのものはお決まりの料理で、夫はチキンケバブ、私はチキンと卵のタジン鍋。

オムレツとビスケットが付いて、285ディルハムと安くありませんでしたが、さして特別美味しくもありませんでした。
以上で、スーク歩きはおしまい。
ハッサンには200ディルハムのチップをあげました。
一般の相場は分かりませんが、満足した私たち自身の「相場」です。