アフロディシアスは、トルコ西部アイドゥン県に位置する古代都市で、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテに捧げられた聖地として栄えました。保存状態が極めて良好なことからユネスコ世界遺産に登録され、古代ギリシャ・ローマ時代を代表する遺跡の一つとして高く評価されています。

都市の中心にはアフロディーテ神殿が建ち、この神殿を中心に街が発展しました。後にキリスト教時代にはバシリカへ改築され、長い歴史の変遷を現在も見ることができます。

最大の見どころは、全長約270メートルを誇るアフロディシアス競技場です。古代世界でも保存状態が特に優れたスタジアムとして知られ、約3万人を収容して競技や祭典が開催されていました。また、劇場、オデオン、ハドリアヌス浴場、アゴラ、そして壮麗な門テトラピュロンも見逃せません。

アフロディシアスは彫刻学校でも有名でした。近郊で採れる高品質の大理石を利用し、多くの優れた彫刻作品が制作され、ローマ帝国各地へ運ばれました。現在はアフロディシアス博物館で数多くの彫像やレリーフを見ることができます。

周辺にはエフェソス、パムッカレ、ヒエラポリスなどトルコ西部を代表する世界遺産もあり、合わせて巡ることで古代アナトリアの歴史をより深く知ることができます。

壮大な遺跡、美しい彫刻、そして豊かな歴史を誇るアフロディシアスは、トルコ旅行でぜひ訪れたい世界遺産の一つです。

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広大なスタジアム

[2012年8月]トルコのアフロディシアスは紀元前1世紀ごろに建てられ…