
【2025年12月】年末年始のモロッコ旅、フェズを離れ、カサブランカへ向かいました。
旅の始まりのラバトからカサブランカは目と鼻の先なのに、エージェントがわざわざ遠回りをする旅程を立てたのはなぜだろう、と思っていたのですが、カサブランカに近づいて見つけたPaul(慣れ親しんだベーカリー・チェーン)で、「ああ、このためかな」と納得した次第。
というのも、これまでずっと異文化としてのモロッコを楽しんできたわけですが、旅の半ばに差し掛かり、そろそろ疲れが出てくるころに、欧米的な文化に近いカサブランカを導入することで、一休みさせてくれた感じがしたからです。
本当にそこまで考えてくれたのかどうかは知りませんが。

とにかく、かなり長いドライブの末のPaulでの休憩はありがたく感じました。
カサブランカでは、ここの、おそらく唯一の見どころに直行。
ハッサン2世モスクです。
まずは運転手のユスフが、モスクがよく映える海沿いの公園に連れて行ってくれました。
高さが210メートルあるというミナレットがそびえるその姿は堂々としています。
海辺にあるという立地も奏功していると思います。

この公園にいた時には、強風にさらされながらも天気はまずまず。
ところがその後、一天にわかに掻き曇り、大雨が降りだしたのです。
とりあえずは、モスクのチケット売り場に並びました。
モロッコでは通常、イスラム教のモスクは異教徒は立ち入り禁止ですが、ここは宗教行事に使われない間、入場料を取って観光客に見せています。
王様がここに来るのは、年に3、4回程度だそうです。

入場料は140ディルハム(2400円ほど)と安くありませんが、ここまで来て中に入らないツーリストはいないでしょう。
こうやって建築・維持費を捻出しているやり方は、とても賢いと思います。
英語のガイドが付きました。
チケットを買った後、私たちは吹き振りの大雨でずぶ濡れになりながら、メインの建物へ。
靴を脱いで中に入り、ガイドが来るのをしばし待ちました。
私たちツーリストは、ここですでに、このモスクの規模の大きさに目を見張るのでした。