【2017年8月】ロシアのモスクワ市内観光ツアーがいったん解散となったので、私たちはそのまま群れから離れてレストランへ向かいました。
バスでそばを通ったときに、マーシャが良いレストランだと言っていたカフェ・プーシキンです。
入ったときに夫が一言、英語で話したら、入り口付近のスタッフの表情が一瞬変わり、右手の奥の部屋に通されました。
その部屋はおそらく、ツーリスト用だったのではないかと思います。
入ったときには中国人で溢れていました。
彼らが去った後には、日本人とフランス人が来ました。
趣のある内装で、歴史のあるレストランに見えますが、1999年のオープンだとのことです。
自己紹介したウエイターが最後まで感じよく給仕してくれました。
私は前菜に骨髄料理。
五つも出てきたので驚きました。
塩と玉ねぎとからしが添えてあり、とても美味しかったです。
夫は平たいピロシキーーメニューが英語とフランス語のみだったので、本当にピロシキかどうか不明ですが。
メインは、私が鹿肉、夫がポーク。
どれも凝っていて洗練されていて、期待以上でした。
デザートには、スポンジケーキ三種類が、かわいい漆塗りの木箱に入ったもの。
プレゼンテーションも上々です。
夫はメレンゲにリキュールがかかったお菓子で、ウエイターが火をつけてサーブしました。
チリのマルベック一本とピンクのシャンパンの食前酒も入れて、全部で15000ルーブル(約29000円)。
どうも、食前酒が4000ルーブルと高かったようで、これを除くと、納得のいくお値段でした。
気取った雰囲気だったので、あまり部屋の写真を撮らなかったのですが、その点ロシアでは割と鷹揚だと後で聞きました。
ちなみに、トイレも素敵でした。
今回は全食事込みのクルーズ旅行でしたが、こうやってちゃんとしたレストランで良い食事をすると、雨降りの陰鬱な日でも、ココロが豊かになるなあと思ったことでした。