驚きの無数の船
モロッコの大西洋岸の港町、エッサウィラに着きました。 港の手前で運転手のユスフと分かれ、散策です。 お正月のこの日、エッサウィラはぽかぽかの陽気。 私たちはまず、港を歩き回りました。 最初に目に飛び込んでくるのは、青い漁船が無数にごちゃごちゃと並んでいる光景です。 これは圧巻です。 いったい何艘あるのでしょう。 ほとんど、無秩序なように見えますが、きっと順番があるのでしょうね。 夜間に一斉に漁に出て、午前中に戻って来るらしいです。 私たちが着いたのは昼前でしたから、漁はとっくに終わっていて、船は港に戻って何時間もたっている様子でした。 港では網の手入れをする漁師の姿が。 それにしても、船は皆、同じ青い色をしています。 調べてみたら、漁船の出元が分かるように、エッサウィラは青、アガディールは緑などと決められているそうです。 それに加え、モロッコでは青は魔除けの色なのだそうで、そういった信仰的な意味合いもあるとか。 だから、よく家々の扉が青いのですね。 少し沖の方へ堤防を歩いていくと、今度はもっと大型の漁船が並んでいました。 その脇で、ひっそり釣りをしている人がいたり、沖合に一艘の舟が静かに進んでいたり、素敵な光景が見られました。 堤防の高い部分に上って歩いてみたら、反対側には島がありました。 その昔は要塞や監獄として使われていたモガドール島だそうです。 上から眺めた沿岸の家々の並びは、イタリアのシチリア島にある歴史的な町、シラクサのオルティージャ島に似ているように感じました。 港の周辺には小規模な魚市場が立っていて、中には、そこで買った魚をその場で焼いてもらって食べられる野外食堂も。 絶対、美味しいに決まっているのですが、夫には衛生面のハードルが高過ぎて、残念ながら素通りです。 港のそばには、港を守るための要塞跡があり、中に入れるようでしたが、私たちはお腹が空いていたので、ここも通り過ぎたのでした。